KOBAYASHI DENTAL CLINIC

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次亜塩素酸水①

次亜塩素酸水(Hypochlorous acid water)は、文字通り水に溶けた次亜塩素酸(HOCl)であり、優れた殺菌・消毒効果を有し、また、空気中のウイルスや有機物が発生する際の臭いに反応して水に変化する性質も持っています。

これらの特性から、空気清浄機など、さまざまな用途に応用され、特に冬季の乾燥した環境でのインフルエンザ予防や風邪対策においては効果的と云えます。

次亜塩素酸水の殺菌効果は?

次亜塩素酸は生体内に本来存在して、白血球内にあります。白血球は身体を異物から守るために活動することが知られていますが、その過程で次亜塩素酸が強力な殺菌効果を発揮します。

さらに次亜塩素酸水は、濃度を調整することによって様々な用途に用いることができます。日常生活では、空気清浄機や手洗い後の消毒液、お風呂場の清掃液、野菜の洗浄などで広く利用されています。

濃度と分類

次亜塩素酸水の濃度により低濃度(約50~200 ppm)、中濃度(約200~500 ppm)、高濃度(500 ppm以上)に分類され、それぞれで用途が異なります。また同時に、pH値や有効塩素濃度によって強酸性、弱酸性、微酸性の次亜塩素酸水にも分類されます。なかでも微酸性の次亜塩素酸水は安全性が高く、優れた殺菌効果があります。

次亜塩素酸水の用法・用途

厚生労働省によると、先述の微酸性次亜塩素酸水(57ppm、PH5.2)には細菌やウイルスに対する殺菌効果があり、また食品に用いても安全であり、さらに栄養成分にも影響がないことも確認されています。

次亜塩素酸水は比較的安全性が高く、50ppm以下の濃度であれば、ヒトの皮膚に触れても安全です。

また次亜塩素酸水は有機物に触れると水に戻り、その過程で有機物(ウイルスや菌)を死滅させます。ただし、高濃度のものは刺激が強いことから、うがいや手洗い、除菌水として使用する場合は50ppm程度が適切です。

普段使いする際の注意点

次亜塩素酸水は、その安全性と高い殺菌効果から、昨今、日常生活や医療分野など幅広い分野での応用が広がり、除菌水としての効果が期待されています。しかしながら、医薬品ではないことから、その使用範囲は一定の制約があります。

ご自身の生活に取り入れる際には、正確な情報を得ることがとても重要です。当クリニックでは生成装置を備え、随所に使用しており、また次亜塩素酸水の提供も行っておりますので、ご希望の患者さんは是非スタッフにお声掛けください。

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